12月13日付 読売新聞(大阪本社発行分)に、当社の家業セラックに関する記事が掲載されました。
当社は1947年に、三大益虫のラックカイガラムシの分泌物を原料とした「セラック」の精製事業からスタートしました。
ラックカイガラムシは自分の身を守るために、小枝に住み着いて樹脂状分泌物を出します。この枝にできた棒状のものを”ラックスティック(紫鉱)”といい、これを砕いて洗浄する際に赤い色素が得られ、この色素は臙脂として知られており昔から染料として利用されています。
実はこのラックスティック(紫鉱)は、正倉院にも保管されており、昔から日本に入ってきていた大変貴重な天然樹脂なのです。
私たちはこのラックスティックをアルコール抽出、精製し、さまざま製品に展開しています。工業用途には各種のニスや接着用材料として活用でき、食品添加物用途にはガム・菓子類、医薬品等のコーティング剤として幅広く使われています。
今回、あらゆる物に使用されるラックカイガラムシの効用について取り上げられた記事には、当社が提供した紫鉱の写真も掲載されています。
ぜひ、ご一読ください。